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ラノベとエロゲは自分に合わないジャンルらしい

それぞれ例外はあるけども、総論として。

僕は友達が少ない (MF文庫J)

僕は友達が少ない (MF文庫J)

通学時、地下鉄中は電波も入らず手持ち無沙汰になりがちなので、車中だけで読み流して惜しくないラノベ、を期待して買ったところ期待通りでガッカリした。我が身を持って客というのはわがままだなあ、と痛感した次第な作品。
タイトルからお察しのように、主人公御一行は本当に”友達が出来ない”わけでは断じてなく、ごくラノベ的に当然の流れで新部設立して内縁の友人になっているという、学園ユートピアをこれでもかと見せつけてくれる作品だ。この主人公君、超絶ブレザー美少女二人に男の娘という面子で「ひたすら一緒にいるだけが事実上の目的の部活」などしているくせに、なんで俺には友達が出来ないんだろう、などとニヒルぶる真性リア充である。妹は妹で兄が認める美少女だが、中二病全開で某黒猫のような分別もないため、ある日彼氏を連れ込んで「兄貴邪魔だから消えて」とか言う心配のないアルカディア。死ね。死んでしまえ。人生最良の時で死ぬのが身のためだ。世の中には、過去n年間で親族以外の女性と会話した経験が0もしくは有意な値を持たない学生、というものが当然のように存在するというのに。あるいは中高大と、10年間男子校に通うのが標準カリキュラムという世界もあるのに。いいか、ブレザーの美少女女子高生を間近で拝んで通報されない、という幸運はそうそうないぞ。

ここまで酷評気味だが、キャラ設定自体は素晴らしいと認める。性格キツめのブレザー美少女二人に毎日罵ってもらえる、という素晴らしき妄想ワールドが容易に構築可。カラー見開きのイラストも、二人して胡散臭いモノを見る目で睨んできている。しかもブレザー。まだ登場人物は全員揃ってないようだが、穏やかな性格の娘が男の娘一人、というのも素晴らしい。ほぼ全員がなじってくるか、白い目で見るかではないか。元女子高ミッションスクールでブレザーの美少女達に踏まれたいという欲求を昇華したところ、元女子高ミッションスクールでブレザーの美少女たちに踏まれる、という作品が出来上がったんだろう。
少しだけ褒めておくと、外面のいい女子は信用出来ねえ、という作者の魂の叫びはしかと受け止めた。真性の非コミュ仲間の予感はする。


次は、よりストレートに目的達成を出来そうな「えむえむっ!」でも読むとしよう。