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年末年始にかけて読んだラノベ書評

ネタバレ余裕だよ!未読の人は注意。

俺妹5

言いたいことは色々あるが、文章は簡潔にまとめろと教えられて育ったので1センテンスでまとめよう。
そもそもこの巻はエロゲ的に言えば黒猫ルート以外の何者でもないわけでありそれはカバー折り返しの中二病全開たる現役中学生が中二病してるというそれ別に病気じゃなくねという黒猫の属性を強く意識したつくりになっておりピンナップのロゴも「俺の後輩がこんなに可愛いわけがない」と銘打たれている以上これは作り手側からの強いメッセージであると受け取るのが読者としての嗜みなのだがそんなことはどうでもよくてこれまで血縁もないのに京介を「兄さん」と呼んでいた黒猫が「先輩」と呼称を変えた黒猫の様々な言動に透けて見える甘酸っぱい感情を見てひたすら2828するという萌えの基本様式に徹底的に忠実な楽しみ方をすればもう桐乃いらなくねという結論に達するのは確定的に明らかなのであってそのような可愛い可愛い後輩がいてなお鈍感ぶってる京介は誠死ね祐二去ね*1に次ぐ第三の死ね男としての地位を確立したのであってていうかそんな可愛い妹がいてなお幼なじみと両思いでその上周囲が魅力に気づかないけどめちゃくちゃ可愛い後輩とラブコメだと不座剣な死ね俺と変われと己の半生を振り返って振り返ると色気のなさに死にたくなり主人公体質の京介への嫉妬を再生産せざるをえないそれほど伏見先生が描く今巻の黒猫は自分の琴線に触れたのでげにラノベの恐ろしきかなということであります。
要約:黒猫超かわいい。女の子に”先輩”って一回くらい呼ばれて見たかったなあ。
最長不倒関数を、行数は無理にしても文字数で程度は抜けるセンテンスを目指したんですが…700文字弱で力尽きました。まだまだ修行が足りないなあ。

もう少しまともなことも書いておこう。
上の暗号文にも少し書いたが、京介が桐乃に何も言えず/桐乃が京介に何も言わずアメリカに発った時点でエロゲ的には黒猫ルート入ってるわけですよ。にもかかわらず黒猫が微妙に損な役回り引き受ける結果になったのは、「ラノベで」「正ヒロインじゃない」という宿命なんでしょうね。だがしかし!自分の場合は失恋キャラ大好きなので無問題であります。だってストレートに結ばれる子より感情移入しやすいですから。愛でて可愛いではなく、感情を移入する:つまり、ラスト近辺で黒猫が京介に”呪い”をかけるシーンでシンクロするのは京介ではなく黒猫だということです。判官びいきは日本の伝統です!
まあ、そういう目で見れば、桐乃も実妹でありレッツ背徳するようなお話ではない以上、そもそも戦う前から負けているヒロインと言えなくもないですが。眼鏡に向かって「私のお兄ちゃんを取らないでー!!」とか絶叫するシーンとかそのうち来るのかなあ。
あと、荑奈さんのぶっ飛び具合は大好きです。伏見先生インタビューで「裏は私が考えた、表は周囲のアドバイスから得た」という趣旨のことをおっしゃってましたが、表の方はインパクトに欠けるなあという感想。そして己に忠実な裏の方がキャラ立ってて面白いです。そういえば、京介君は「…眼鏡もかけてるしな」とか言ってるシーンありましたが、彼の眼鏡フェチぶりはちょっとやばいんじゃないでしょうか。そのうち眼鏡っ娘教団に入信しないか心配になりますね。

とある飛空士への恋歌3

とある飛空士への恋歌3 (ガガガ文庫)

とある飛空士への恋歌3 (ガガガ文庫)

作中に「空戦ドクトリン」という単語が出てきた時のtackmanの脳内図↓

空戦ドクトリン!空戦ドクトリン!空戦ドクトリン!空戦ドクトリンぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!制空権制空権制空権ぅううぁわぁああああ!!!あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい理論だなぁ…くんくんんはぁっ!フライングサーカスでくるくるしたいお!くるくるくる!あぁあ!!間違えた!急降下爆撃したいお!直掩!直掩!夜間爆撃モスキート!モスキートモフモフ…プロペラきゅんきゅんきゅい!!ブリッツクリークの機銃掃射かわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!空中戦艦建造されて良かったねイスラたん!あぁあああああ!かわいい!ルイズたん!かわいい!あっああぁああ!編隊戦闘も訓練されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!ぐあああああああああああ!!!ドゥーエなんて現実的じゃない!!!!あ…空軍万能論もVTOL偏重もよく考えたら…Aerospace Denial は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!アぁああああ!!この!ちきしょー!やめてやる!!空戦なんかやめ…て…え!?上陸し…てる?敵の陸戦隊が上陸してる?陸戦隊の銃口ちゃんが僕を見てるぞ!手榴弾が飛び込んでくるぞ!ベテラン歩兵が浸透襲撃してくるぞ!!タンクデサント兵が突っ込んでくるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはカンプフグルッペがある!!やったよルーデル!!ひとりでできるもん!!!あ、戦闘爆撃集団ああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!あっあんああっああんあ絨緞爆撃ぃい!!い、インフラ破壊ぃい!!重点爆撃ぃい!!!航空無敵艦隊ぁあああ!!ううっうぅうう!!俺の想いよルメイへ届け!!ソヴィエトロシアのトハたんへ届け!

ガンダムだろうがスターリングラードだろうが、戦後日本の創作界隈でガチの戦争描写をすると歩兵白兵肉弾戦というのはお約束ですよね。とある「飛空士」だからラストは空で締めくくる…のは別に確定じゃないよなー。それこそガンダムは要塞内での白兵決戦で〆たし、恋と革命の物語と謳っている以上カルエル君の立場的に地上での仕事が結構あるはず。革命は常に陸から、空や海からというのは聞いたことないし。

*1:イネと読む。ATOKの変換候補になかったところを見ると関西以外では通じないのかな?